リリース作業は大変ですね。お客様が営業時間外でやるし いらいらしませんか、今回、Ant移行ツールによってリリースする早い方法を共有したいと思います。
変更セットでリリースを行っている方はそろそろ、早いリリースする方法を手に入れたほうが仕事が早いでしょう
そこで、この記事を書きました。
目次
Ant移行ツール準備
Ant移行ツールでリリースをするなら、まず、Ant移行ツールPCに用意する必要があります。
Java JDKをインストールする
Ant移行ツールを使うにはJava JDKをインストールする必要がります。 インストール先にアクセスし、Java JDKをインストールしてください。
インストールしてから、windowsなら、コマンドプロンプトで
java -versionと入力し、Endterを押下後に確認できます。
Antをインストールする
Apache Ant のバージョン 1.6 以降をリリースマシンにインストールする必要があります。 Apache Antにアクセスし、Apache Ant のバージョン 1.6 以降のものをリリースマシンにいれましょう。
確認コードはant-versionです。
環境変数設定 (ANT_HOME、JAVA_HOME、PATH など)
環境変数設定をするには、Windows10なら、下記でアクセスできます。
コントロール パネルー>システムとセキュリティー>システムー>システムの詳細設定で詳細タブの画面の一番したにある環境変数ボタンを押下する、
ANT_HOME環境変数も同様に設定すれば、よいです。
変数名 | 値 |
---|---|
JAVA_HOME | 自分がインストールした場所のフルアクセスパス |
ANT_HOME | 自分がインストールした場所のフルアクセスパス |
サンプルのリリース用フォルダとソースをダウンロード
サンプルフォルダの中身は下記になります。
ツールの使用方法を説明した Readme.html ファイル
Ant タスクを含む Jar ファイル: ant-salesforce.jar
次の内容を含むサンプルフォルダ:
a.SampleDeployClass.cls と SampleFailingTestClass.cls を含む codepkg\classes フォルダ
b.SampleAccountTrigger.trigger を含む codepkg\triggers フォルダ
使用するカスタムオブジェクトを含む mypkg\objects フォルダ
組織から例を削除するための XML ファイルを含む removecodepkg フォルダ
build.xml の Ant タスクを実行するための認証情報を指定するサンプル build.properties ファイル
自分の環境にあった設定を行う
ダウンロードしたフォルダ内にbuild.propertiesファイルがあります。 中にはSalesforce 本番組織ユーザ名およびパスワードを、sf.user と sf.password 項目にそれぞれ入力します。
インスタンス名は注意する必要があります。
インスタンス名 | 値 |
---|---|
本番 | https://login.salesforce.com |
Sandbox | https://test.salesforce.com |
ここまで、自分のリリース先の環境のユーザ名とパスワードをbuild.properties ファイルに入力したので、リリースアクセスはこれで問題がないはずです。
ダウンロードしたフォルダにcodepkgフォルダがあります。 リリースしたいプログラムをここに置きます。
中にはクラスフォルダとトリガーフォルダを分けています。 そして、package.xmlファイルがあり、このxmlファイルの記載はクラスフォルダとトリガーフォルダの中身を全部記述する必要があります。
つまり、package.xmlファイルの記事は=クラスフォルダとトリガーフォルダのファイル名、
例えば、クラスは10本あり、package.xmlファイルは3本しか記述していないとかダメ
リリース先の環境にアクセス用ファイル:build.properties ファイル 設定済み
リリース先の環境に入れたいプログラムをクラスフォルダやトリガーフォルダにおいて、codepkgフォルダの中のpackage.xmlファイルに記述済み
これで、リリースしようと思います。
コマンドプロンプトでダウンロードしたファイルのところに移動して
コマンドプロンプトでcd半角スペースダウンロードしたファイルのパス enter押せば 移動できます。
リリースしますよー
続きでコマンドプロンプトでant deployCodeと入力しenter押せばリリースが行います。ここで略します。
終わりに
注意点:
「ant deployCode」は小文字、大文字の区別があり、完全一致でこのワードを入力してください。
ant deployCode命令はBuilt.xmlファイルに記載している、そこを確認してください。
エラー出る場合、codepkgフォルダにはクラスフォルダやトリガーフォルダおよびpackage.xmlファイルの記述を一度確認してください。同じように記載することが大事です。